大幅なモデルチェンジが行なわれた新型スズキ・スペーシアですが具体的にどこが大きく変わっているのか?
新旧モデルを外観から燃費など、細部まで比較してみました。
旧型モデル、スペーシアを乗ることについても考えてみたいと思います。
Contents
旧型スペーシアと新型スペーシアを徹底比較!
外装見た目
では旧型スペーシアの外装を見てみましょう
旧型スペーシアはすっきりしたデザインですがその分個性がなく、どうしてもライバル車種に勝負できるポイントに欠けていました。
クセがなくていい!という方にとってはよくできたクルマですが、エンブレムがなければフロントマスクはタントに間違えそうになりますし、
テコ入れとしてかわいいボディカラーや安全装備の改良がなされましたが結局それほどヒットすることなくモデルチェンジを迎えました。
続いて新型スペーシアはこちらです。
サイドのボディラインだけでもどれだけ変わっているかが分かるでしょうか?
旧型スペーシアの名誉挽回を目指すべく他車とは全く重ならないところで個性を主張してきました。
今回の新型スペーシアはスーツケースをモチーフとした明確なデザインをもっています。
それゆえにはっきりとしたボディのプレスやラインが個性を際立たせています。
そして全高を一気に上げたことでライバル車に引けを取らないボディサイズと迫力を手に入れました。
インテリア・安全装備
続いて旧型スペーシアのインテリアがこちらです。
ワゴンRをベースにまとまったデザインとなっており、ブラウンとベージュの落ち着いたカラーとどこか丸みを帯びたやさしいデザインとなっています。
安全面で言えば2015年5月からようやくデュアルカメラブレーキサポートが搭載されるようになりました。
そしてこちらが新型スペーシアのインテリア。
特徴はグローブボックスにもスーツケースがデザインされていることと、全体的に直線基調となったということです。
空調類も高めの位置で操作がしやすくなりました。
ナビと合わせて操作系がまとめてあることも好感がもてます。
安全面でもデュアルセンサーブレーキサポートをはじめ、後退時ブレーキサポート、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、標識認識機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストといった充実ぶりです。
走行性能
走行性能については以前からマイルドハイブリッドとしてモーターはついていましたので、停車時からの最長10秒のクリープ走行時以外は大きく変化を感じるところは少ないかもしれません。
ただ低・中速のアシストは良くなっていますので体感的な気持ちよさはあります。
燃費はボディが大きくなったり、安全装備が充実した分新型の方が悪くなってしまっている(旧型スペーシアは32㎞/L)というのは残念ですが、それでもスーパーハイト軽ワゴンで最高燃費(30㎞/L)を維持していますのでりっぱな数字といえます。
旧型スペーシアを中古で購入する際の注意点
中古車は年式に注意!
こう考えますと旧型スペーシアもけっこういいクルマなのではないか?ということなんですが、確かにいいクルマなんです。
しかしそこはスーパーハイト軽ワゴン王者ホンダ・エヌボックスと元祖スーパーハイト軽ワゴンのダイハツ・タントがいる激戦区!
それゆえに中古車は手が出しやすくなっています。
しかし注意点として先ほど安全面で挙げたブレーキサポートが2015年5月以降しか装備されていません。
ある程度安全装備を意識するならこの年式以降の車両をお探しすることをオススメいたします。
この条件で中古車を探すと総台数から半減します。
相場は安め
しかし2018年10月現在で古くて3年半落ち(初車検が終わった車両)のスペーシアが総額100万円以下で購入できる相場状態となっています。
新型スペーシアの半額で購入できるとなると考えてしまいますね。
それ以外だと初期モデルは安いですが中期モデルは安全装備がないわりにブレーキサポートのついたものと価格が大差ない状態なので、こちらを購入することはオススメしません。
新型スペーシアと旧型スペーシアはどっちがお買い得なのか?
性能面
エンジン性能で比較しますとそれほど際立った変化はありません。
車重も新型の方が重くなっているため決して走りが向上しているわけではないのですが、マイルドハイブリッドと呼ばれるモーターの出力やそれを自由に活用できるパワーモードなどを備えて快適に走行することができる工夫がされています。
ターボモデルは元々サイズの割には軽量なので、性能面では旧型も新型も十分満足のいくものと思います。
こちらもパドルシフトに加えてパワーモードが加わるのが新型のメリットといえます。
コスパ面
軽自動車ということでやはりコスパは重要な部分となってきますよね。
旧型スペーシアは予算を抑えて乗るクルマとしてはとてもコスパの高いクルマといえます。
例えば先ほど挙げた中古車ですが、3年落ちの走行距離20000㎞ほどの車両が総額100万円ほどで購入できたとします。
リッター32㎞/Lのクルマが100万円で購入でき、しっかりとメンテナンスをしてあげれば年間10000㎞で10年は乗れることと思います。
13年乗って走行距離120000㎞をこの燃費で乗れれば十分ですよね。
それ以降は税金なども上がってくるので考えてしまいますが、長く乗れるなら乗りたいですよね。
新型スペーシアはといいますと、どれだけ安くても総額200万円近くになってしまいます。
安全面の充実のすばらしさや室内の広さは旧型ではどうしても得られないものなので、先の10年の安心をお金で買うというかたちで見るなら新型を購入するべきです。
実際にライバル車種と比較すれば、こうした充実した装備の割には安いんです。
ライバル車種の見積もりをとって比較していただければわかるかと思います。
しかし皮肉にもそのライバル車のおかげで旧型スペーシアが安く購入できるというのも事実う。
それで予算とそれから先の見通しを考えましょう。
10年乗るというのであればどちらを購入するのも間違いではありません。
ただ旧型スペーシアを購入する場合、リセールバリューがあまり期待できないことを考慮にいれましょう。
人気が出なかった上に新型スペーシアが発売し、下取り値を期待することはできません。
長く乗ること、乗りつぶすことを前提であれば旧型スペーシアを乗るのもいいでしょう。
この点新型スペーシアはリセールバリューを大いに期待できますので、こうしたことをよく考慮して決められることをオススメいたします。
元々とてもよいクルマだったスペーシアですが、全高をライバルに合わせて高くしなかったことが競争力をもてない敗因となりました。
燃費を多少犠牲にしながらも求められるニーズに向き合い、応えようと努力した結果が新型スペーシアだと思います。
打倒ホンダ・エヌボックスを掲げてあらゆる面で真っ向勝負ができるクルマとなりました。
旧型スペーシアと比較しても本当によいモデルチェンジをしたといえます。
長く楽しいお付き合いができる新型スペーシア、ぜひホンダ・エヌボックスより街にあふれている光景を目にしてみたいですね。
スペーシア、スペーシアギアが値引き金額から更に 50 万円安くなる裏技とは!?
「スペーシアギア欲しいけど予算オーバーだ…」
「値引きで安く買いたい…」
「ディーラーを回るのは面倒…」
「新車をお得に最安値で手に入れたい…」
「ディーラーの売り込みがイヤ…」など、スペーシア、スペーシアギアの
購入を検討しているけど
悩みが尽きない…と悩んでいる方は
非常に多くいらっしゃいます。家族や友人に相談したところで
まともに聞いてもらえずまた聞いてもらったところで
欲しい車に手が届かない。そんな方にオススメの裏ワザを
ご紹介します。下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
ディーラーでは 30 万円の下取りが、
買取業者では 80 万円になることも
多々あります。一括査定サイトを使うことで、
大手下取り会社の最大 10 社があなたの車の買取価格を
競ってくれるので、結果的に値段が吊り上るのです。