これからウインタースポーツの季節になりますが、室内広々のスズキ・スペーシアなら下手なコンパクトカーよりも活躍しそうですよね。
ただ実際の性能はどうなのか?スキー場は2WDでもいけるように道路整備されているところもありますが、比較を交えながら検討の参考にできるようにご紹介していきます。
Contents
新型スペーシアの4WDグレードの価格と性能
スズキ・スペーシアの4WD
新型スズキ・スペーシアにはGとXのふたつのグレードが用意されています。
装備が充実したハイブリッドXの価格を挙げてみますと2WDが1,468,800、
4WDが1,589,760となりその差額は120,960となります。
http://www.suzuki.co.jp/car/spacia/styling/
さらにスペーシアカスタムではハイブリッドXSの2WDが1,690,200で4WDが1,811,160、ハイブリッドXSターボの2WDが1,787,400、4WDが1,908,360です。
実際どのグレードを選んでもこの差額に変動はありません。
車重が50㎏ほど重くなりますので燃費でも違ってきます。
ここで注意していただきたいのですが、2WDと4WDを比較すると、スペーシアカスタムのターボモデルも含めほとんどのグレードは燃費が1.6から1.8㎞/L悪くなります。
しかし、気を付けたいのは廉価グレードのハイブリッドGです。
カタログ燃費を見てみますと2WDの燃費は、全グレード中で最もよい30㎞/Lを出しているのに対し、4WDになると26,4㎞/Lと原因はよくわかりませんが3,6㎞/Lもの差が出てしまいます。
他のグレードと比較して倍も燃費が悪いのはさすがにいただけません。
ということで、4WDを検討している方も、ハイブリッドGだけはオススメいたしません。
4WDを購入したいならハイブリッドG以外のグレードにしましょう!
4WDの装備
加えて4WDになるとどのような装備の違いが出るのでしょうか?
まずひとつめにドアミラーにヒーターがつくというものです。
これによってミラーが凍り付いて見えないまま走るということをさけられます。
そしてハイブリッドGの運転席にシートヒーターが付き、ハイブリッドXでは標準装備の運転席シートヒーターに加えて助手席にもシートヒーターが装備されます。
細かいところではフロントブレーキがベンチレーテッドディスクブレーキとなり、放熱性に優れたものに変わっていますので車重アップ分に対応してブレーキを強化しているところは評価できます。
そしてリヤの足回りもトーションビーム式コイルスプリングからI・T・L(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリングというスズキの長年のこだわりの足回りを使用しています。
新型スペーシアの4WDの雪道での走行性能は?
スペーシアの4WD
スペーシアに限らず本格的なクロスカントリー4WDではないクルマに多いのが、必要なときにだけ4WDとなるというものでスズキの軽自動車も全般にこのタイプになります。
つまり通常の走行では2WDと同様、前輪駆動だけで走っています。
そういった理由で常に駆動している以前のフルタイム4WDほどの安定感を体感することは難しいといえます。
過去のスズキ車で例を挙げてみますと、これは乗用車になりますがワゴンアールソリオなどはフルタイム4WDで本当に安定していました。
雪道でなくてもコーナーを走るとすぐに分かるくらいの違いで、フルタイム4WDを乗ってしまうと2WDは乗れなくなるという声もありました。
そう考えると今のパートタイム4WDというものは、駆動が安定しないときや滑ってしまうときなどの必要なときにだけ4WDとなるというものなので普段はあまり活躍しません。
Q.スペーシアの公式サイトでの表記はフルタイム4WDとなっているけど?
A.4WDには電気式のものがありスペーシアがこのタイプになります。
センサーが滑ったことを感知したらそれに対して4WD駆動をするというものです。
それに対して駆動が常にデファレンシャルギヤを通して繋がっているのが本当のフルタイム4WDというものになります。
スズキでいえばクロスビーやジムニーがこのタイプといえます。
このようなことから、表記上はフルタイムとはいえ電気式か機会式かで本当にそういってもいいものなのかという疑問はあります。
私は以前ミッドシップ(エンジンが運転席の後ろに載っているクルマ)のオープンカーに乗っていましたが、ある時突然雪に降られたことがありました。
タイヤもノーマルでみるみるうちに積もっていき、数メートル動くのにクルマがなかなかまっすぐ走らないことの大変さを経験しました。
4WDであればこうした走りだしでしっかりとクルマを安定させ、いつものようにまっすぐ走るように助けてくれます。
滑ったときにすぐに駆動を回復させて通常の走りに近づけます。
雪道での走行性能は?
4WDといっても、上記に記したようなシステムなので、4WDと言って過信はせず、決して無理な運転はしないように注意が必要です。
とりわけ背が高いスズキ・スペーシアなので雪道での走行安定性がとてもいいとはいえません。
http://www.suzuki.co.jp/car/spacia_custom/styling/
もし今お乗りになられているクルマが同様のスーパーハイト軽ワゴンでないなら、雪道は、より慎重に安全運転でお願いします。
決してどのクルマも同じように曲がれるわけではありません。
2WDでも4WDでも過信すれば事故の元になります。
スタッドレスは地域やウインタースポーツでは必ず必要です。
寒冷地にお住まいでなければ2WDとスタッドレスタイヤで十分間に合うかもしれませんので、自分のライフスタイルとよく照らし合わせてご検討されることをオススメいたします。
新型スペーシアはスキーやスノボも余裕で積める!?
車内積載を想定した場合
室内広々スペースが自慢のスズキ・スペーシアなのでスノボやスキー板(長さによっては載らない可能性もありますのでご確認ください)も車内に載せることもできます。
スノボーに限定すればラゲッジルームに納まるかもしれませんが、スキー板はどうしても長さゆえに助手席までを占拠してしまいます。
その場合は助手席をたたんでしまうので運転席と右後席しか乗車できません。
ひとり雪山にというのであれば十分可能ですが、ふたりで前後に座ってでかけていくのはなんとも奇妙ですね。
なによりも帰りはべたべたに濡れたボードを積んで帰ってこなければならないということもあります。
そうした点が気にならないのであればキャリアがなくても2人までは乗っていけます。
キャリアを装着する
そう考えますとやはりスズキ・スペーシアでウインタースポーツとなるとキャリアを取り付けるのが自然ですね。
http://www.suzuki-accessory.com/spacia/HTML5/pc.html#/page/22
スペーシアには2トーンルーフといったボディカラーが用意されていますのでこのカラーか通常の単色カラーかによってもキャリアのオプション価格が多少違ってきます。
どちらにしても積載できるものは同じでスノーボードであれば4枚、スキー板なら6セット積んでいくことができます。
乗車定員は4人なので十分ですね。
こちらであれば4人で楽しくワイワイドライブしながら雪山にむかうことができます。
ただ実際にはブーツやスキーウェアなどの荷物もありますので、快適にということであれば3人までがベストかもしれません。
以前は軽自動車で雪山へというのはなかなかチャレンジャーなイメージがありましたが、今は道路もよく整備されていてそこまで危なげなくスキー場へたどり着くことができます。
雪山でもいっそうスペーシアのボディカラーは映えるのではないでしょうか、できればちょっと目立つくらいのカラーがスキー場に停まっていてほしいと思います。
まとめ
こうしてウインタースポーツを前提として4WDを考えてきましたが、日常生活において通勤などでもさりげなく活躍してくれることは間違いありません。
多少の雪が積もったり朝方路面が凍結するということもあります。
天気がよくなっても日の当たらない場所では、日中でも路面が溶けていないままということもあるでしょう。
ドキッとするような場面があるようなら安全をとるべきだと思います。
安全あっての楽しいクルマ生活です。
それでぜひ今のライフスタイルから4WDが必要となるかどうか検討してみられることをオススメいたします。
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